secondlaman(片思い)のブログ

極々平凡なオヤジの不倫に到達できない片思いブログをどうぞ読んでいってください。強烈なセカンドラマン生活を突っ込みどころ満載でお送りします。

受験

星野さんからの裁きを受けてからLINEも途絶え、何もなかった3カ月前に戻った感じの日々が続いていた。そしてあの日から3週間後に彼女の息子は受験を終えていた。


彼女の息子さんは、中学校で生徒会長であり、サッカー部キャプテンであり、成績も学年トップであると聞いていた。もう申し分がないぐらいの自慢の息子である。


そして、そんな息子は県下有数の進学校であり歴史もあり受験倍率も高いI高校を受験するのは当然だった。ただ、運が悪い部分があったのか、非常に残念な結果になってしまった。不合格だったのだ。


そして息子が受験に失敗したことによって再び自分と星野さんとの関係に変化がうまれたのだった。

裁き…

          彼女とのプライベートなLINE、POPデザインの個人レッスン、そしてカフェの仕事。
関わりを持てば持つほど、彼女の魅力は眩しさを増していった。
特に冬から始めたLINEは誰の目を気にすることなく彼女の日常が見え、こちらも心をぶつけていってしまった。
そんなある日、昼食後に来た彼女のLINEの返事がすこしおかしかった。
「色々LINEは気になるのです。LINEは今後緊急連絡のみにお願いしまーす」


え?やり過ぎたかな?


「↑ なんて明るく変身したつもりでしたが、変でしたか?
せっかくご親切にして頂いているのすみません。私、根が真面目なんですよ。
気になってしまうんです。これからも、社長と店員として、そしてデザインの先生と生徒して(笑)よろしくお願いします」


えー?これって拒否られてる?
もう自分の気持ちはその時は限界でした。


「何故か、すごいショックです。自分は悪いかな?うざいかな?と思いつつおくってしまうんです。正直LINEでなくて直接二人きりでお話しできるならその方が嬉しいです。
でもその時間がすごく限られていて…。」


当然この流れからこのLINEにいい返信がつくわけなく


「↑もしこういうことを家の旦那が会社の女性に言ったりしていたら、本当に嫌なので、奥様も知っている私としては、話せてうれしいとか言ってくださるお気持ちは光栄ですが、これからも踏み込まない関係でよろしくお願いしたいのですが、我儘でしょうか?
やはり社長がちょくちょく意味深な感じを挟んできているので」


「意味深?意味深ではないよ。一人で盛り上がっている?上手くこちらも言えないけど、すごく迷惑をかけているなら反省します。」


そして追い打ちの彼女からの裁きのLINEが


「そうですか、やっぱりおかしいし、自分が奥様だったらいやなのでやめましょう。よし、そうしましょう。いま、うちは結婚して16年経ちました。結婚に関しては先輩のつもりです。その16年の中で色々気持ちは変わりました。夫婦ではないとわからない感情もあるし子供がいたらなおさらですよね。社長がご好意をもってLINEしてくださっているのは本当に人間として嬉しいことで感謝しています。うーん上手く書けませんが、雑談も楽しいし、カフェでも楽しく働かせてもらって嬉しんです。それではデザインの仕事に行くのであとで返信します。」


彼女は丁寧になるべく相手を傷付けないように、それでいてきちんと言うべきことを言ってLINEを閉じた。


自分は彼女の裁きに対して、もしかしたらブロックされているかもしれないLINEに最後の情状酌量を願った文章を打ち込んだ。


「自分はもともとメールとかLINEをやるぐらいなら、直接話せば、いいと思ってました。なぜなら直接表情を見ながら話した方が伝わるからです。だからここではさらって書きます。まずは本当にごめんなさい。一緒にお店を支えてくれる方が、こちらのせいでお店に来ることが嫌になってしまうことは、一番いけないことだと理解しています。
ただどうしても感情がコントロールできませんでした。もし今後このようなことがあったらビシッと注意して下さい。」


当然彼女の裁きは変わることなく、日常も仕事も変化しなかった。
ただし、LINEだけは業務だけのものとなった。

牽制

彼女とのLINEは凄く楽しかった。今までスマホを弄ってこんなに楽しいことはなかった。ただ、彼女にとっての自分とのLINEはどういうことなのかは自分は理解できていなかった。


ある日のLINE


「社長 LINE 嫌いって言ってませんでした?
  私なかなか返事できないからイライラするかもですよ~申し訳ないのです」


「いいえ、LINE自体がこんなに楽しいとは、思いませんでした。
 返信無くても、このドキドキ感は、約20年ぶりです。待つのも楽しいです。ゆっくり負担にならない程度で大丈夫です」


「いやいや、恐ろしい!ドキドキ感だなんて!奥様がLINE流出で見たら、私とのLINE  なんかなんにもだけれど、色々な方とも気を付けてください。女性と、連絡なんて、ま あ、たまに用事でなら全然普通ですが、私生活をずっと続けるのはどうも私は…恐ろしい!としか(笑)。これからは用事のみってことで、夜露死苦」


もう彼女も何とか上手く絶ちたい思いが溢れている(笑)
でもこっちも何とか続けたい思いでいっぱいである。


「本当に業務連絡だけしかダメ?日頃の出来事はダメなの?」


「決めちゃうのもおかしいし、私も社長とのやり取りが嫌なわけではないので普通にお願いします。くれぐれもベッキーのようにならないように」


そうこの当時はベッキーの不倫問題が流出し世間をにぎ合わせていた頃である。
自分はまだこの程度ではなんにもならないだろうと思っていたし、少しでも関係を進めたいと思っていた。
      」