secondlaman(片思い)のブログ

極々平凡なオヤジの不倫に到達できない片思いブログをどうぞ読んでいってください。強烈なセカンドラマン生活を突っ込みどころ満載でお送りします。

女房

女房と結婚したのは、約15年前である。彼女は、ものすごく可愛いのだが、感情と言うか、愛情表現がとても下手だった。それこそ星野ますみと対極に位置する感じと言えば分かりやすいと思う。


例えば、メールを送れば、了解しましたとか、本当に業務的に帰って来る。顔文字なんか使ったのは、見たことがなかった。彼女から自分への愛情が感じたのは、初めてキスをした時。そしてプロポーズをして、彼女が涙を流した時だけだった。


彼女はエッチも淡白で月に一回で満足するタイプで、それ以上は本当に拒否されたり、嫌々だった。結婚すれば変わるだろうと思ったがそんなことはなくいつも平常運転だった。


そんなこともあり、星野ますみを気になる頃には自然と夜の関係も薄れていった。いや、元々殆どない状態だったのだが(笑)


ただ、昨日の星野ますみの発言からもしかしたら、自分にも男として輝くチャンスがあるかも知れないと思った。そして、その時の予行演習?をしておこうと思ったのが、間違いだったと気付いたのが、3ヶ月後だった。

よくあるお話

彼女の息子さんが受験に失敗してから2カ月がたっていた。


彼女は職場に2週間で復帰し、いつも通りの仕事ぶりだったがぎっくり腰前と変わったのは、自分と彼女の距離感だ。LINEだけでなく、職場での会話、休憩室の会話がかなり増えた。そして、よりプライベートな内容が増えたのだ。


彼女は普段からデザイン学校で講師をして、当店でPOP等を書くだけではなく、ジョギングを毎日10キロこなしたり、男女混合のスカッシュをしていたり充実した日々を送っていることを知り、より魅力を感じるようになった。


そんな中、休憩室で話しているとお互いの配偶者の話になり、夜の生活はどんななのか話になった。


「私はね。35歳の時にね。どうしても3人目の子供が欲しいってお願いしたけど、もう育てるのは無理だって言われたんだよね。経済的な面も体力的な面もね。コツコツと管理職らしく具体的な数字まで出されてね(笑)。すごーく色々意見ぶつけたけど、全然話がかみ合わなくて、喧嘩もしたし、もう嫌になっちゃった。その時からかな?社長は?」


自分は戸惑った。こんなことを男同士ならまだしも、女性、しかも思いを寄せている人から言われるなんで、どう答えたらいいか考える暇もなく、そのままを語ってしまった。


「うちはそこまで、関係は悪くないけど、月に一回あるかないかな?これがね、結婚していからずっとこんな感じなんだよ(笑)。なんで結婚したのかわからないレベルだよね。
だから、結婚してから子供ができるまで遅かったし、二人目なんて7歳も離れているからね。しかもその二人目ができた時に堕胎したいまで言われちゃって。」


彼女は驚いた顔をして
「えーそれってショックだよね?まさか浮気とかされてない?」


「自分もそれ一瞬思ったけれど、とりあえずその時は一生懸命に説得したよ。やはり二人目のこどもが欲しかったし、年齢考えても限界が近いと思ったからね。それこそ具体的なデータをコツコツ積み上げてね。」


「さすが、社長。そうだよ。やはり管理職は数字で語らなきゃ(笑)
 それで、不倫ではなかったの?よく私の周りでは聞く話だから?」


「不倫ではないと思うけど、とりあえず生まれてきた子供の顔をみてあーやっぱり
俺の子供だなって安心したから(笑)」


こんな感じでこの日の会話は終了したが、すごく気になったのが彼女の不倫は私の周りではよくある話。これってもしかしてもう一回男としてGOってことか?と深く考えてしまった。

ぎっくり腰


星野マスミから連絡があったのは彼女の息子が受験に失敗して次の勤務の前日だった。


「ストレスからのものかわからないのですが、かなり参っていてぎっくり腰で動けなんですよ!。夜も眠れないし。明日ですが、お休みいただいて大丈夫ですか」


「大変ですね。息子さんは大丈夫ですか?明日はゆっくり休んでください。
そういえば、以前誰かに聞いたけど、K医院がいいらしいよ。」


「それ教えたのは私です(笑)」


自分は全く記憶になかったので
「え?本当に?」と聞き返した。


「K医院ラブですよ。息子も娘もお世話なってます(笑)」


自分は彼女が精神的に落ち込んで仕事に来れないかと思ったが、元気そうだったの以前の感じで冗談めいてLINEを続けた。


「とりあえず空元気でも元気そうでよかったです。眠れないって書いてあったから、変な心配をしてしまいました。まさかぎっくり腰がメインの理由なんですね(笑)」


「そうなんです。さっきから書いてるじゃないですか。痛くて仕事もできない。家事もできない。ずっと寝たきりなんです。」


「やはり歳をとると大変ですね。でも寝たきりになるのはまだ早い(笑)」


そして彼女もいつものペースで怒りのスタンプを連打してきた。


あー久しぶりだな。彼女とこんなに楽しい会話(LINE)ができるのは。
夜遅い時間だったが彼女と2時間以上もLINEでラリーをやり取りできた。
もしかしたら、裁きを受けた自分だったが、再び彼女の心に入り込むがことができるかもと思った一瞬だった。