secondlaman(片思い)のブログ

極々平凡なオヤジの不倫に到達できない片思いブログをどうぞ読んでいってください。強烈なセカンドラマン生活を突っ込みどころ満載でお送りします。

secondlaman(片思い)のブログの新着ブログ記事

  • サンプル

    当店の秋の新作お土産スイーツが出来上がった。今回はパテシエだけでなく、パッケージデザインを手がけた星野マスミにも意見を聞きながら作った全社一丸のプロジェクトだ。 そしてそのサンプルパッケージが出来上がったのでその中に私自らが作ったスイーツを入れて彼女にプレゼントしたのだ。 彼女は物凄く喜んだ。 「... 続きをみる

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  • 変化

    星野マスミは当社で仕事を始めてから、ずっとショートボム風の髪型だった。しかし息子さんの受験を機に髪の毛を伸ばし始めたのだ。それが堪らなく似合っており、そして髪の毛を後ろで縛った姿に自分は思わずテレを隠しながらも言ってしまった。 「かわいい。凄く似合っているよ。このまま伸ばして欲しいなあ」 ちょっと... 続きをみる

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  • マスミとミチル

    星野マスミが、当店でPOP担当兼フロアー担当で働きだして一年が経とうとしていた。そんな時、フロアーで働きたいというミチルを紹介された。ミチルは星野マスミの大人になってから知り合った自分の分身だそうだ。 年齢が一緒 旦那さんの年齢も一緒 二人の子供の年齢も一緒 上の子が進学した高校も一緒 血液型もB... 続きをみる

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  • 女房

    女房と結婚したのは、約15年前である。彼女は、ものすごく可愛いのだが、感情と言うか、愛情表現がとても下手だった。それこそ星野ますみと対極に位置する感じと言えば分かりやすいと思う。 例えば、メールを送れば、了解しましたとか、本当に業務的に帰って来る。顔文字なんか使ったのは、見たことがなかった。彼女か... 続きをみる

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  • よくあるお話

    彼女の息子さんが受験に失敗してから2カ月がたっていた。 彼女は職場に2週間で復帰し、いつも通りの仕事ぶりだったがぎっくり腰前と変わったのは、自分と彼女の距離感だ。LINEだけでなく、職場での会話、休憩室の会話がかなり増えた。そして、よりプライベートな内容が増えたのだ。 彼女は普段からデザイン学校で... 続きをみる

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  • ぎっくり腰

    星野マスミから連絡があったのは彼女の息子が受験に失敗して次の勤務の前日だった。 「ストレスからのものかわからないのですが、かなり参っていてぎっくり腰で動けなんですよ!。夜も眠れないし。明日ですが、お休みいただいて大丈夫ですか」 「大変ですね。息子さんは大丈夫ですか?明日はゆっくり休んでください。 ... 続きをみる

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  • 受験

    星野さんからの裁きを受けてからLINEも途絶え、何もなかった3カ月前に戻った感じの日々が続いていた。そしてあの日から3週間後に彼女の息子は受験を終えていた。 彼女の息子さんは、中学校で生徒会長であり、サッカー部キャプテンであり、成績も学年トップであると聞いていた。もう申し分がないぐらいの自慢の息子... 続きをみる

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  • 裁き…

              彼女とのプライベートなLINE、POPデザインの個人レッスン、そしてカフェの仕事。 関わりを持てば持つほど、彼女の魅力は眩しさを増していった。 特に冬から始めたLINEは誰の目を気にすることなく彼女の日常が見え、こちらも心をぶつけていってしまった。 そんなある日、昼食後に来た彼... 続きをみる

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  • 牽制

    彼女とのLINEは凄く楽しかった。今までスマホを弄ってこんなに楽しいことはなかった。ただ、彼女にとっての自分とのLINEはどういうことなのかは自分は理解できていなかった。 ある日のLINE 「社長 LINE 嫌いって言ってませんでした?   私なかなか返事できないからイライラするかもですよ~申し訳... 続きをみる

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  • 優雅な生活

    彼女はLINEでよく今の状況を説明してくれる。 「おはよう。今からお弁当づくりですよ。」 「旦那のYシャツのアイロン中」 「お風呂入ってきます。」 「今から買い物に行きますよ」 「一人で飲んでます。  社長とLINEしながら(笑)」 この中で優雅だなあと思ったのが 「今、スムージー作ってます。いつ... 続きをみる

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  • 魔女

    彼女は魔女という言葉を使っても差し支えないぐらいの魅力を持っている。 最初に彼女の魅力を感じたのは初対面の面接の時。その後の研修を経て彼女には近づかないようにした。 再び彼女が気になりだしたのは、彼女が作成した商品案内の小さなPOPだ。 彼女の作り出すPOPは商品特性をよく表していて、それでいて老... 続きをみる

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  • 覚悟 セカンドラマンの道へ

    「社長、秘密の話って何ですか?」 いつもの笑みを浮かべながら星野マスミはこちらをみた。 「やあ、星野さん、待たせてごめんね。ついついクローズ業務が伸びちゃって」 時間通りにはついていたが、待たせてしまった罪悪感からなのかお詫びしてしまっている自分がいる。彼女に目を見つめられとドキドキしてしまい、変... 続きをみる

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  • 星に願いを 七夕告白

    約半世紀を生きてきて、好きな女性に告白するというのは何度目だろうか。 たぶん7回だと思うが、その全てが空振りだった。 女房いるので、一応結婚しているのだが(笑)、告白というか友達関係になっていつの間にやら付き合いだした感じだった。 この歳になって本当に付き合いたい人。女房がいるのに付き合いたい人。... 続きをみる

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  • 告白前夜

    7月6日(金) 今日も彼女とLINE でラリーを楽しんでいた。彼女と言っても、ただLINEをするだけのプラトニックな関係だった。 今日も心のみが奪われている。 「娘が今日からメガネっ子になりました。中々似合ってます。                    社長は目はいいんでしたっけ」 「目だけがい... 続きをみる

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  • プロローグ

         平成最後の7月、世間がW杯の日本代表に盛り上っているときに自分は、久々に彼女とのLINEが続いていた。彼女と言っても11歳の長女でもなく、同級生の女房でもなく、自分と同じ48歳の既婚女性である。 名前は、星野マスミ。出会いは彼女が5年前に私が経営する喫茶店に アルバイトの応募に来た。面接... 続きをみる

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