星に願いを 七夕告白
約半世紀を生きてきて、好きな女性に告白するというのは何度目だろうか。
たぶん7回だと思うが、その全てが空振りだった。
女房いるので、一応結婚しているのだが(笑)、告白というか友達関係になっていつの間にやら付き合いだした感じだった。
この歳になって本当に付き合いたい人。女房がいるのに付き合いたい人。
不倫になるリスクを負って、こどもに非難されることも覚悟している。
たぶんこの人と付き合えれば人生変わるのではないかと思っているのが星野マスミだ。
色々考えると眠れなくなる。一応社長であるが、仕込みのヘルプにいくので朝の5時には家を出なければならないのだが、何故か寝付けない。
彼女との過去の接点を思い出している。最初の面接、彼女との接点づくり、メール、LINEの交換、そして最初の告白。
そう約2年前にも告白している。その時は自分は好きという気持ちに押しつぶされてどうしようもなく、自爆してしまった。戦場で竹槍で特攻した感じだった。
あの時の特攻は決して無駄ではなかった。彼女の表面上だけでなく、より裏の部分まで知ることができたから。
そして今回、あの時よりも彼女と自分の仲は友達として確実に進化している。
あとは、自分が覚悟を持てるかどうかだけなのだ。前回と同じように振られないためにも
この覚悟を彼女に見せよう。見せるしかないのだ。
そう心に思い詰めて、彼女の待つ部屋へ入った。
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