7月6日(金) 今日も彼女とLINE でラリーを楽しんでいた。彼女と言っても、ただLINEをするだけのプラトニックな関係だった。
今日も心のみが奪われている。
「娘が今日からメガネっ子になりました。中々似合ってます。
社長は目はいいんでしたっけ」
「目だけがいいんです。目だけね」
「目だけがいいってそんなことないよ。社長、そんなことないよ(笑)」
大爆笑スタンプの連打
これもよく彼女がよくやる業だ。連続していろんなスタンプを打ってくる
かわいいやつ 親父キャラ LINEのメインキャラ等とりあえずよくこれだけ出せるなあ
と感心する。
そうこうしていると一枚の写真が送られてきた。
「何かかっこいい写真だと思ったらわが店の写真か」
そうライトアップしているわが店の写真が送られてきて彼女が近くを通っていると思うとうれしくなってしまい、余計なことを言ってしまった
「最近、社長、自惚れてるでしょう」
「自惚れてる?そんなことは滅相もございません。ただ調子に乗ってるだけです。
そしてあることに気づいてしまったのです」
そう最近は調子に乗っている。お店が昨対比で順調なのもそうだし、銀行交渉も上手くいき次は福島市に7号店を新規出店を考えている。
そしてそんなことより、憧れの星野マスミと他愛もないLINEが2週間以上もつづているのである。これを調子に乗らずになんと言うのか。自然とスマホを見ながら自分はニヤケていた。油断している自分に彼女からのメッセージ
「調子に乗っているんだ(笑)そして社長は何に気づいたの?」
覗き込むようなかわいいスタンプも送られてきた
気づいたことは言える訳がなかった…
憧れの人 マスミが好きであることを‼ ずっと好きであることを。そのことを2年前の告白で失敗して玉砕以降、封印していたことを…
※2年前の告白は後日掲載予定 乞うご期待(笑)
「まさか、社長気づいたのですか?私の円形脱毛症に(笑)」
もはや彼女の笑いのセンスは仙台の星 サンドイッチマンを超えている。
「あーそれそれ、言う前にバレたか…なんてね。違うよ。それは秘密だよ」
「違うのかー。社長の痔はWikipediaに載ってるから全世界に配信されてるし、
何だろう?」
「わからなければ、いいよ。明日時間があったら教えるね」
「いやいいです。社長が秘密というならば仕方ないです」
「そう、興味ないの。それじゃあ言わないよ。また、興味があったら聞いてね」
そのあと、急に時間が空いて長文が送られてきた。
「前にも話した気がするのですが、変な駆け引きが好きでなくて…
言いたいことは言って、言いたくないことは言わないでいい、でも何っ?て聞きたくなるようにされると、どうしていいかわからなくなるんですよ。
この人はあることに気づいた‼と言っている。何と聞けば、秘密という。
秘密ならそうやって言わなければ、いいのに、言うってことは聞いてほしいかな?
て思うんです。社長?どっちなんですか?」
至極、正論である。
この優秀さは秘書にしたいぐらいである。まあ、きっちり管理されそうだが(笑)
さてどうすべきか、自分の気持ちを言うべきか。
せっかく楽しくLINEができているのに、距離を置かれたら?今よりひどい状況が待っている?前にも告白してるし、大丈夫だ。今はお互いが免疫ができている。
そしてあることに気づいた。明日は七夕だ。大丈夫だ。理論も数値的根拠もないがなぜか自信が出てきた。
「よし、明日時間があったら教えるね。楽しみにしててね」
何が楽しみかわからないが、相手にとっては苦痛かも知れないとは
この時は一秒も疑うことをしなかった。