ぎっくり腰
星野マスミから連絡があったのは彼女の息子が受験に失敗して次の勤務の前日だった。
「ストレスからのものかわからないのですが、かなり参っていてぎっくり腰で動けなんですよ!。夜も眠れないし。明日ですが、お休みいただいて大丈夫ですか」
「大変ですね。息子さんは大丈夫ですか?明日はゆっくり休んでください。
そういえば、以前誰かに聞いたけど、K医院がいいらしいよ。」
「それ教えたのは私です(笑)」
自分は全く記憶になかったので
「え?本当に?」と聞き返した。
「K医院ラブですよ。息子も娘もお世話なってます(笑)」
自分は彼女が精神的に落ち込んで仕事に来れないかと思ったが、元気そうだったの以前の感じで冗談めいてLINEを続けた。
「とりあえず空元気でも元気そうでよかったです。眠れないって書いてあったから、変な心配をしてしまいました。まさかぎっくり腰がメインの理由なんですね(笑)」
「そうなんです。さっきから書いてるじゃないですか。痛くて仕事もできない。家事もできない。ずっと寝たきりなんです。」
「やはり歳をとると大変ですね。でも寝たきりになるのはまだ早い(笑)」
そして彼女もいつものペースで怒りのスタンプを連打してきた。
あー久しぶりだな。彼女とこんなに楽しい会話(LINE)ができるのは。
夜遅い時間だったが彼女と2時間以上もLINEでラリーをやり取りできた。
もしかしたら、裁きを受けた自分だったが、再び彼女の心に入り込むがことができるかもと思った一瞬だった。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。